学業・受験

勉強に大切なのは暗記力?それとも思考力?

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たぬきんぐですじゃ。

先日、算数・数学の教育のプロ2人のツイッター上の論戦を見る機会がありました。
せっかくなので、ぜひ皆さんにもゆっくり考えていただけたらと思います。

勉強に大切なのは暗記力か?それとも思考力か?

算数の勉強に大切なのは・・・

突然ですが、算数の公式を一つ子供に教えるとします。

1.「暗記させて計算力を付けさせてから、理解させる」
2.「根気よく理解するまで頑張る」

どちらのほうがいいでしょう。
これが論戦のテーマだったわけです

1は計算力や暗記力重視。
2は思考力を大事にする考え方ですね。

では、一緒に考えていきましょう!

先にたぬきんぐの意見を



絶対的な正解はないと思うのですが、私は2の考え方のほうが好みです。
というか、私自身”2”の人間です。
勉強は得意な方ですが、記憶力は多分中の下くらいしかありません。

子どもを一定レベル以上賢くしたいなら、思考能力は大切です。

なぜそうなるのか?
なんで?なんで?なんで?
・・・と、考える時間は短期的な試験勉強においては無駄でしかありません。
しかしいったん理解すると知識と知識が結びついて体系的な理解ができるようになります。

さらに、新しいことを考える能力は社会に出てから大きく役立ちます。

記憶力重視で勉強していると、どうしても指示待ち人間になってしまいがちです。

記憶力抜群で試験は非常に優秀だった人が、社会に出ると役立たずになるというケースもあります。
新しいことを考える能力が育たないまま社会に出てしまうとその後大変になるんですね。

短時間で結果が出るのは暗記

中間試験や期末試験を思い出していただければいいでしょう。
短時間で結果を出したいなら暗記力のほうが大切なのは間違いありません。

私は中間試験や期末試験のための一夜漬けの勉強なんて無駄だと思っているので一夜漬けはしませんでしたが、もちろん試験の結果は悪かったですね…。

思考力のほうが大事だと感じていても、目先の試験の結果が大切な場合は暗記に切り替えるべきです。
「目先の試験のだいぶ前の時点で根気よく勉強し、すでに理解している状況」がベストですが、毎回その状況に持っていくのも難しいものです。

暗記に頼りすぎるとヤバい

とはいえ、
・公式全部丸暗記
・計算結果も丸暗記

みたいな、丸暗記を重視しすぎる勉強は危険です。

特に理系科目をしっかり勉強する場合、丸暗記だけで乗り切ろうとすると必ず行き詰ります。
仕組みをしっかり理解しないと、次のステップもその次のステップもすべて丸暗記していかないといけなくなるのです。

で、社会に出て新しい課題を与えられたときに詰むわけです。

「円周率(3.14)の整数倍を全部覚えよう!」みたいな勉強は受験テクニックとして役に立つことはありますが、それで高得点を取ったとしても人間的に賢くなったわけではないのです。

計算は速ければ速いほど良い

計算が一定レベル以上あると他人より短時間で同じだけの勉強ができます。
つまり余った時間を他の勉強に使うことができるわけです。
新しい課題にぶつかったときに考える回数を増やすことができます。

・本を読むのが早い
・計算が早い

どちらも備わっていれば、生きていく上で有利です。

分野によるでしょうが、社会に出てからも計算力が役立つ場面は多いです。
私は町医者なので難しい数学的知識はあまり普段使わないのですが、例えばガンマ計算という薬の投与量の計算は暗算でできないと困るんですよね。
人並みより計算が速くないと仕事に支障が出てしまいます。

限られた大切な子供時代に単純計算ばかりやらせるのはおすすめしませんが、ある程度の速さと正確性はあった方がいいでしょう。

社会に出て大切なのは思考力

頭を使う仕事をする限り、社会に出て一番大切なのは思考力です。

記憶力は思考をサポートするための補助アイテムです。
困ったら何でもネットで調べられる時代に、記憶力だけの人はありがたみがありません。

暗記力だけで学生時代を乗り切ってしまうと自分で物事を考えられない指示待ち人間になってしまいます。
「どうしてそうなるのか」という仕組みを考える癖を付けたほうがいいでしょう。

たぬきのまとめ

というわけで、暗記が先か思考が先か。
興味のない科目は暗記でしのぐのも良いと思いますが、算数のような重要科目はきっちり理解するように気を付けないと
「解けるけどわからない」というヤバい状況になってしまいます。
理解した上で覚えるのがベストでしょう。
言うは易く行うは難しですが…。

目先の試験も大切ですが、その先の人生を考えた場合じっくり焦らず勉強したほうがいい場面も多いですね。
子どもが悪い点数を取ったとき耐えるのも、親の務めというわけですなぁ。