過剰な部活動はブラック企業の社員を育成するために行われている

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たぬきんぐですじゃ。

中学生・高校生で部活動を行った経験のある人は親世代のほとんどでしょう。現在の中学生・高校生もまた所属率は高いようです。

日本の部活動のシステムは世界から見て独特です。何度か特集する予定ですが、このコーナーでは部活動とブラック企業の関係性について解説します。

ブラック企業と労働者

一般的な大人の職業の勤務時間は週40時間、一日8時間労働程度です。

過労死ラインと呼ばれるのは

2~6か月間、80時間/月の残業を行った場合

1か月間、100時間/月の残業を行った場合

です。これを超えると企業はいろいろと指導されるわけです。たぬきんぐも昔は月200時間~280時間ほど時間外労働(ほぼサービス)をするブラック職員だった時期があります。過労死ラインを超えていましたね。

本当に精神的なゆとりもなくなるし、過労は良くないです。

ブラック企業はパワハラなどを用いて過剰な時間外労働(できればサービス残業)をさせることで労働者を酷使し、使いつぶします。

過重労働は人件費の節約になるため、会社の利益に直結します。

ブラック企業にとっては労働者の権利を主張せず、奴隷のように低賃金で文句を言わず働き続ける人材が多ければ多いほどありがたいのです。

また、いずれつぶれるにせよ耐久性が高く長時間辞めずに奴隷として働き続けられることが好ましいのでしょう。

こういったブラック企業の考え方、ニーズを理解しておく必要があります。

ブラック部活動の真の目的

部活動が心身の成長のために行われている、教育のために行われている等というありきたりな建前は物事の本質を隠しています。(そういう要素もゼロではありませんが)

試合に参加させてもらえず球拾いばかりさせられる下級生・補欠と、レギュラーメンバーの扱いの違いはどうでしょうか。彼らが同じ教育を受けられているとは考えられません。レギュラーは試合で成長し、補欠には試合で成長するチャンスも思い出作りのチャンスも与えられません。

パワハラが当たり前の人生観を育てる

部活動を含めた学校教育はブラック企業で利益を出すイエスマンを育成することにかなりのウェイトが置かれています。

部活動では明らかにおかしな上級生がいたとしても我慢して従うことを強要されます。

体調不良で休むことも許されず、病床の祖母に家族で会いに行くことすら「怠惰」であり「間違い」であるという価値観を植え付けられます。

学生は家族や周りの社会から切り離され、部活動の中だけが自分の世界になっていきます。こうして視野の狭い人間が育てば、ブラック社員候補生の出来上がりです。彼らはブラック企業に身を捧げることが全てになります。

レギュラーが都合の悪い日にサブメンバーが出場するという選択もありませんし、レギュラーが休まないのに補欠(雑用・応援係)が休むなどあってはならないのです。ブラックそのものですね。

残業癖を付けさせる

放課後の「部活動」という自主的でもあり強制的でもある曖昧なものを生活の中心にさせることで、通常勤務後の残業の準備をさせます。ある程度好きなものを選べるようにすることで、学生が残業に苦を感じないようにします。

なるべく選択権を生徒に持たせないことで、残業をするかどうかの選択権が自分にあるという考え方を持てなくします。

辞められないようにする

本来部活動というのは・・・

心身を健全にする・人間性を成長させる・仲間と人間関係を築く

等、生徒の成長を目的として作られた課外活動のシステムです。

入ってみた部活が全然合わない、変な先輩がいて辛い、出番が全然与えられない、部活が忙しくて勉強ができないなど。自分にとって役に立たないと判断したら辞めるという判断は間違いではありません。(もちろん迷惑にならないタイミングというのはありますが。)

しかし。

「途中で投げ出す奴は努力を続けられない屑である。お前はそうではないだろう」

「最後まで努力することでしか得られない大切なものがある」

「部活動を最後まで続けた人間のほうが学業も成功する」

等の甘い言葉で部活に引き止められ、周りを固められ辞めにくくさせます。

辞めてしまった人間はミーティングで徹底的に糾弾します。友人を続けることは悪であるような考え方を部員に植え付け、村八分にします。

私も若いころは部活の指導者を信用してしまい、部活を辞めた友人との距離が疎遠になった時期もありました。今思うと指導者はクズだったと思うし、クズの言うことを信用して友人と疎遠になった自分は未熟だったと思います。辞めた友人の代わりに試合に出られたという事実も、今となっては複雑な思い出です。

労働に対価を持たないようにさせる・金銭感覚を失わせる




低学年のうちに丁稚奉公をさせ、下っ端が雑用をするのは当たり前であるという感覚を植え付けます。これで契約書に書いていない労働をさせることが容易になります。雑用に対して賃金が払われないことは当たり前だと教えるのです。

また、部活動が少額の部費を除きほぼ無料であることも重要です。

部活動に対して、教師や指導者に対価を払ってしまうと仕事をすることで収入を得る喜びを知ってしまいます。部活動以外の有料スポーツクラブ等に行ってしまうとプロフェッショナルは労働に対して対価を得るものであることがばれてしまいます。

また、試合や演奏のテレビ放送はもちろん、テレビインタビューでも学生に対価が払われることはまずありません。一方、これら学生の労働によってテレビ局や出版社が多額の広告収入を得ていることは説明するまでもありません。

 ブラック企業のニーズと就職

ブラック企業にとってありがたい人材の特色は

・低賃金で働き残業代を必要としない

・チームワークの名の下に長時間労働を行う(家族より会社優先)

・バカな上司をバカと思わず逆らわない

・ぞんざいな扱いを受けても辞めない

等、体育会系を中心とした部活動の特色と一致しています。

もちろんブラック部活で活躍するほどブラック企業に就職しやすくなることはここでいうまでもありません。よく命令を聞きパワハラに疑問を持たない人材は「社会性がある、コミュニケーション能力が高い」と評価され重宝されるのです。

たぬきの考えとまとめ

本来部活動は心身を鍛えたり友情を育むために存在しているはずです。

教育の一環なら練習や練習試合ですべてのメンバーに出番が与えられるのは当たり前のことです。成績が悪いからといって授業や試験を受けさせてもらえない学校や塾は正常でしょうか?勝つことだけに執着し生徒に目を向けない活動は教育ではありません。

心当たりのある顧問・教師は恥を知るべきです。

大会に出られない人間がいるのは人数制限からやむを得ませんが、そもそも全国大会が学校単位で人数制限をしていること自体、教育の観点からは間違っています。そもそも人数の多い学校からBチームCチームを参加させることの何がいけないのか。スポーツ事業・選手の育成に官民のお金が使われないため、学校単位で競争を煽ることが国のスポーツ教育の根幹になってしまっています。

過度の競争はブラック部活動を増やしていき、ブラック企業が潤います。

一方で健全な部活動は人間関係を豊かにさせ、心身を成長させてくれます。欧米の先進国ではトップアスリートを目指す人と趣味として楽しむ人は区分けされています。

日本の部活がホワイトになれば、ホワイトな職場も増えて明るい社会になっていく。たぬきはそう考えています。ブラックな部活からは逃げましょう。

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