病院が教えてくれない喘息対策を医学論文を交えて説明する

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たぬきんぐですじゃ。

私は昔喘息持ちだったのですが、薬要らずになってしまったのですじゃ。あまり病院で教えてもらえない喘息対策をまとめてみましたぞ。世の中怪しいトンデモ論が多いので、ここでは医学論文とセットでわかりやすく解説しますぞ。

喘息で悩んでいる方、子供が喘息の方。読んでみてくだされ。

喘息になったらまず医療機関を受診する

喘息の治療の基本は薬により発作を抑えることです。喘息になったらまず医療機関を受診しましょう。喘息は世界中の人がかかっている病気であり、治療法も世界的に標準化されています。

喘息は大人になってかかることも多く、放っておくと重症化して死ぬこともある病気です。昔と比べると死者数は減りましたが、それでも年間1000人以上の方がなくなっている病気です。悪化してはいけないので必ず病院やクリニックを受診です。

治療法はガイドラインで標準化されているので、使われる薬の種類は限られています。体質的に合う合わないもありますので、副作用が出た場合は相談しましょう。

漢方薬などが処方される場合もあります。効果はあると考えるのが一般的なようですが、漢方薬は種類によってはドーピングに引っかかるのでスポーツ選手は要注意です。

薬以外の喘息対策を考えてみる

最適な薬を使ったとしても悪くなる場合もありますし、薬の量が増えたら副作用も出てきます。発作もしんどいです。

治療が始まると症状の具合と薬の調整ばかりになりがちです。生活を改善してリスクを減らせるところは減らしていきましょう。

市販薬と喘息の関係

喘息にはアスピリン喘息と呼ばれるタイプの喘息があります。

アスピリン喘息の患者さんは大人の喘息患者の2割ほどいるようですが、市販の痛み止めが原因となって喘息発作が起きることがあります。痛み止めの後に発作が出たことがある人は注意が必要です。

アスピリン喘息は一部の喘息の治療薬で発作が悪化することもありますし、内科以外の科で出された痛み止めで悪化することもあります。おかしいと思ったら担当医に相談しましょう。

普段ドラッグストアで市販薬を買うことがあるか聞かれたら正直に答えましょう。滅多に聞かれないですが。

ペットと喘息の関係

2008年の論文(Takkouche, B., et al. “Exposure to furry pets and the risk of asthma and allergic rhinitis: a meta‐analysis.” Allergy 63.7 (2008): 857-864.)によると、意外なことに猫を飼っていると喘息になりにくいというデータが出ました。喘息のリスクが3割近く減るようです。猫を飼っている人はそのまま飼っておくといいようですね。

犬に関しては1.14倍と、若干喘息になりやすくなるというデータが出ていました。犬が大好きなのに諦めるほどとは思いませんが、わずかに悪化しやすくなるかもしれませんね。

新しくペットを飼うとき犬か猫か悩んでいるなら喘息の人は猫がよさそうです。

タバコと喘息の関係

タバコは喘息を悪化させると言われています。1998年の論文(Strachan, David P., and Derek G. Cook. “Parental smoking and childhood asthma: longitudinal and case-control studies.” Thorax 53.3 (1998): 204-212.)では親がタバコを吸う家の子供が喘息になるリスクは37%程度高くなるようです。

3倍4倍にはならないようですが、タバコはやめれるならやめるべきでしょう。もちろん吸う人に近づかない努力も必要です。

もちろん喘息以外に肺気腫という喘息に似た症状が出る病気になりますし、肺がんにもなりやすくなります。

食べ物と喘息の関係



2017年に報告された比較的新しい論文(Hosseini, Banafshe, et al. “Effects of Fruit and Vegetable Consumption on Risk of Asthma, Wheezing and Immune Responses: A Systematic Review and Meta-Analysis.” Nutrients 9.4 (2017): 341.)によるデータです。

果物を食べると喘息の重症度が減ります(つまり症状が軽くなります。)

野菜を食べると喘息にかかりにくくなります

メカニズムはわかりませんが、野菜や果物をしっかり食べたほうが喘息にかかりにくい、かかっても軽くなりやすいと言えそうです。いわゆる健康的な食事を心がけましょう。

住む環境と喘息の関係

昔四日市ぜんそくという病気が公害病として有名になりました。最近は中国の大気汚染がニュースになりますが、一昔前の日本の公害もひどいものでした。

空気汚染と喘息の関係では北京での調査で分かりやすいデータがあります。(Li, Yi, et al. “Air quality and outpatient visits for asthma in adults during the 2008 Summer Olympic Games in Beijing.” Science of the Total Environment 408.5 (2010): 1226-1227.)

北京オリンピックの時、中国では車の使用や産業活動を制限することで空気汚染対策を行っていました。北京のとある病院ではこの時期の一日当たりの喘息患者の数が12.5人から7.3人と半分近くに減っていたと報告されています。

日本国内でも、幹線道路沿い(50m以内)に住む人は田舎に住む人の4倍程度喘息になりやすいという報告もあります。(Shima, Masayuki, Yoshio Nitta, and Motoaki Adachi. “Traffic-related air pollution and respiratory symptoms in children living along trunk roads in Chiba Prefecture, Japan.” Journal of epidemiology 13.2 (2003): 108-119.)

空気汚染は喘息に悪影響があると考えて恐らく間違いないでしょう。自分や家族が喘息になった時、僻地に引っ越すというのは一つのアイデアになるでしょう。(自己責任でお願いします。)

はちみつは喘息に効くらしい

はちみつを食べて呼吸機能が改善したという研究はいくつかあります。

詳しくは当ブログの記事:「喘息にはちみつが効果あり!?最近の研究をわかりやすく紹介」で紹介しています。

たぬきの考えとまとめ




病院に行けば症状を診断し、薬の指導と簡単な生活指導まではしてもらえるでしょう。

しかし健康以外の個人の生活にまで踏み込んでくる医師は滅多にいません。「パチンコに行くなら禁煙の店にしなさい」「ちゃんと人参も食べなさい」などと細かい話まで病院で聞けるわけではありません。

病院が近い都会も安心ですが、思い切って田舎に引っ越したら症状が治まったという話は時々聞きますぞ。たぬきんぐもその一人ですじゃ。

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