「水泳で喘息が治る」というのはウソ

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たぬきんぐですじゃ。

水泳をしているから体力がつく!健康になる!

それ自体はいいのですが・・・。

喘息を治すために水泳をするとか、予防したいから子供にスイミングを習わせるとか。

本当にそれでいいのでしょうか。

今日は喘息が水泳でよくなるという都市伝説に切り込みますぞ。

スイミングプールと喘息の研究

海外でも、スイミングと喘息の関係はよく研究されています。

水泳=健康 という一般的なイメージとは裏腹に、水泳は喘息を悪化させるのではないかという見方のほうが今のところ強いようですな。

なぜ悪いかというと、塩素が原因のようです。プールなどの消毒で使われる塩素から発生するトリクロラミン(三塩化窒素)という物質が喘息を悪化させると考えられています。

そのため、研究もプールでのスイミングがテーマです。

海や川で毎日泳ぐ人やマイプール持ちのお金持ちがどうなるかはわかりません。

2018年にも水泳と喘息の関係を調べている研究が発表されておりますが、調べた時点(2018年5月)でも二つの論文が見つかりました。(Andersson, Martin, et al. “Early life swimming pool exposure and asthma onset in children–a case-control study.” Environmental Health 17.1 (2018): 34. Rufo, João Cavaleiro, et al. “Swimming pool exposure is associated with autonomic changes and increased airway reactivity to a beta-2 agonist in school aged children: A cross-sectional survey.” PloS one 13.3 (2018): e0193848.)

どちらの研究も、水泳は喘息に対して悪さをするという結果になっています。

悪さをしないという研究データもあるのですが、今年に入っても悪化させる方向の論文が出ている状況なので、スイミングプールが喘息を悪化させるというデータは今後も揃っていく可能性が十分あります。

少なくとも、「喘息を予防する、治す」といった方向にスイミングが役立つということはあまり期待できないようですな。

スイミング自体が悪いという意味ではない



もちろんスイミングにはいい効果もあります。

体力もつきますし、ダイエットしたい人には効果抜群です。

膝や腰が痛くて走れないという方でも、プールなら無理なくダイエットできたりしますしのぅ。

ただ、喘息予防に通うのだけは違うぞということですじゃ。

たぬきのまとめ

喘息っぽいけど薬は嫌だから水泳を・・・なんてやってると、どんどん喘息が悪化します。

喘息は世界中に病人がいるので、世界中で治療されています。治療ガイドラインがありますので、喘息かもと思ったら病院に行って相談するべきですぞ。

あと、当ブログでは裏技っぽい喘息予防の文献をまとめた記事も用意してあります。

関連記事:病院が教えてくれない喘息対策を医学論文を交えて説明する

健康関連の記事は定期的に更新しています。一応たぬきんぐはお医者さんですぞ。

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