隠密御庭番衆のギスギスした人間関係を暴く【るろうに剣心】

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たぬきんぐですじゃ。

今のおっさん世代が若いころに人気だった漫画「るろうに剣心」の考察ですじゃ。

ここでは隠密御庭番衆「癋見(べしみ)」にスポットライトを当て、御庭番衆のギスギスした人間関係を暴いていきますぞ。

画像、セリフは漫画「るろうに剣心」単行本から引用しております。

隠密御庭番衆メンバーまとめ

御庭番衆は以下のメンバーが現役メンバーとして作中に出てきます。

四乃森蒼紫と部下たち

四乃森蒼紫(しのもり あおし)

隠密御庭番衆のボス(御頭)

般若・式尉・ひょっとこ・癋見の4人を従え御庭番衆が最強であることを示そうとする。

部下の4人と共に武田観柳の用心棒として初登場する。

般若(はんにゃ)

上位隠密。変装のために自分の顔を焼き鼻や耳を削ぐ徹底っぷりがすごい。

拳法の達人。意外と若い。武田観柳にガトリングガンで打たれて戦死。

式尉(しきじょう)

上位隠密。薬物でドーピングして筋力を強化している。

鉄球を投げて攻撃したりする。武田観柳に打たれて戦死。

ひょっとこ

中位隠密。胃の中に油袋を仕込んでおり、歯はなんと火打石!

吐いた油に歯で火をつけて口から火を吐く。恐ろしいですじゃ・・・。

武田観柳に打たれて戦死。

癋見(べしみ)

下位隠密。ネジを飛ばして攻撃する。あんまり強くない。

ネジに毒を付けて攻撃することも。武田観柳に打たれて戦死。

東京の料亭兼旅籠(料理旅館)葵屋の人たち

柏崎念至(かしわざき ねんじ)(翁)

葵屋を営むおじいさん。先代御頭の死後御頭の有力候補だったが蒼紫に譲る。

拷問が得意。トンファーで蒼紫と戦い敗れるが、善戦する。

巻町操(まきまち みさお)

御庭番衆の先代の孫。

翁に育てられる。般若も世話役だった。

以下葵屋のスタッフ。

4人がかりでも翁より弱く、十本刀の一人に4体1で挑むもボコボコにされる。

黒尉(くろじょう)

白尉(しろじょう)

増髪(ますかみ)

近江女(おうみめ)

登場人物は以上の11人ですじゃ。

隠密御庭番衆は減っていた。

明治維新後、江戸城の隠密だった御庭番衆のメンバーは次々に再就職先を見つけて脱退。

武田観柳の用心棒になっていた時、蒼紫の配下はたったの4人。

小所帯です。

ちなみに剣心のいる道場(神谷邸)を攻めるとき助っ人を二人つけると蒼紫がべし見に告げていました。

初めから読んでいると「御庭番衆は7~8人はいるのだろう」と思っていたのですが、実際はたったの4人。

4人中3人送り込むって、すでに総力戦じゃないですか。

本題:癋見はいじめられていた

「仲間内からも一芸だけのキワモノ野郎と・・・蔑まれていた・・・俺達を見捨てないで御庭番衆にいさせてくれた御頭のため命懸けてみたけれど・・・」

るろうに剣心4巻から引用

このセリフから、癋見がいじめられていたのは確定です。

俺達ということは、おそらくひょっとこもいじめられていたのでしょう。

御庭番衆には悪質ないじめが存在していたのです。

蒼紫がフォローしていなければ癋見だけでなく、中位隠密のひょっとこも立場が危うかったということです。

蒼紫さんなかなかやりますのぅ。ボスはこうでなければなりません。

いじめたのは誰なのか


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ここからはたぬきの推理になります。

シロと思われる人たち

蒼紫配下の二人はシロです。

般若は一貫して癋見・ひょっとこの面倒をよく見ており、3人で神谷邸を襲撃するときもべしみ達を小馬鹿にする様子は一切ありません。

式尉と癋見・ひょっとこの関係は作中であまり描かれませんでした。

しかし式尉も一芸特化なので一芸しかできないとバカにするのはおかしいです。

仮にバカにするならひ弱・チビなどの力関係の用語になるでしょう。

むしろ癋見の言う「俺達」が癋見とひょっとこだけとは限りません。

式尉も含まれている可能性すらあります。

操もシロです。

般若を君付けするなど、蒼紫配下の人たちにも親しみを持っていることが作中から伺えます。

そもそも御頭の孫で優遇されて育っているお嬢様が、わざわざ下っ端の配下を捕まえていじめる理由もありません。

もういなくなった人たちがいじめたのか

このコマでは葵屋を離れてからメンバーが次々離脱したかのように思えますが、時系列的には違います。

このコマで分かるように、ある程度の人数が離脱した後、葵屋のメンバーと操を残して5人は旅立ちます。

1.メンバーが次々離脱する(同時期に葵屋が発足する)

2.蒼紫たちが葵屋を離れる

という流れであると考えられます。

葵屋の人たちがシロなら、1が終了した時点でいじめはなくなっていたはずです。

私もそう思いたかったのですが、どうも状況を見るとそうは思えないのです。

なぜ癋見・ひょっとこは「最強」を目指す羽目になったのか

蒼紫・般若・式尉の3人は明らかに強いので最強を目指してもいいでしょう。

蒼紫は十本刀の上位レベルですし、般若・式尉も十本刀の下位よりは強そうです。

ひょっとこはこの3人よりは劣りますが、十本刀の一部は倒せると思います。

ですが、どう考えても癋見は明らかに弱いです。十本刀に勝てるとは考えにくいです。

蒼紫もわかっていたはずです。

連れて行ったのは部下に対する温情としか思えません。癋見は居場所がなかったから一員として連れて行ったと思われます。最強メンバーとして選ばれたとは思えません。

癋見・ひょっとこは普通の飲食店で働けないのか

ここで趣向を変えて考えてみましょう。あなたがレストランに入って接客を受けます。

いらっしゃいませ。

うんうん、すし屋っぽいですかね。服装を変えたらサイゼリヤとかにもいそうです。

では次の店に・・・。

「いらっしゃいませ。」

たぬきんぐ:おおっと。これは・・・。

「ご一緒にポテトはいかがですか?」

たぬきんぐ:ひ、ひぃっ!・・・な、何万円するんですかのぅ(><)

「またのご来店をお待ちしております。」

たぬきんぐ:多分もう来ませんですじゃ・・・。

うーん・・・。

この二人はちょっと怖いです。

顔ですべてを判断してはいけませんが、やはり客寄せ向きの雰囲気ではありません。

仕入れや厨房など接客以外なら可能でしょうが、店の周りを常に式尉がうろついてるだけでちょっと入りづらくなります。

では、ひょっとこは・・・

こんな顔した人、中華料理屋で見たことがあるような気がします。

ちゃんと服来たらおいしそうな中華料理屋に見えます。

癋見は・・・

ちょっと目が変な気もしますが、普通に店員でも何もおかしくありません。

彼が葵屋の店員になれないのは見た目からはあり得ませんね。

時々客に失礼なことを言いそうですが、ちゃんと教育すれば大丈夫なはずです。

つまり、癋見は働こうと思えば葵屋で働けたはずなのです。むしろ最強を目指すより葵屋で店員をするほうが彼には向いていると思われます。

葵屋で働きたくなかった、葵屋に居づらかった強い理由があるとしか考えられません。

なぜ御頭の旅立ちに誰も見送りに来ないのか

普通に考えて、誰も見送りに来ないというのは不自然です。ボスに失礼です。

「気を付けて」などと言いながら翁や白尉たちが出てくるのが当然だと思います。

ぎりぎりまで般若に仕事をさせておきながら、なぜ出発時に誰も出てこないのか。

仲が悪いからに決まっています。

葵屋派閥と蒼紫達は元から冷え切った関係だったと考えたほうが自然です。

いじめとはどういう人間が行うのか

いじめが起こる原因は様々ですが、心が弱く努力のできない人間が安易に優越感を得るために行うパターンは非常に多いです。

この場合、いじめられる側に特に原因はありません。いじめることが目的なので、ターゲットになった人のいろいろな要素の中から特徴を一つ選んで、いじめるのです。

また、返り討ちに合わないようなるべく弱い人間を選ぶケースは多いと思われます。

式尉と癋見なら癋見のほうがいじめられやすいと思われます。

つまり癋見をいじめていた犯人は

たぬきの推理です。異論はあるでしょうが・・・。

白尉・黒尉・増髪・近江女の4人はおそらくクロでしょう。そして翁もおそらく黙認していたと思われます。

おそらく下位隠密と思われる葵屋の4人は癋見をいじめていた。そのため癋見は葵屋に残るという選択肢はなく「最強」を目指すメンバーに加わることになったと考えます。

御頭に敬語を使わない翁。

躊躇いなく翁を回転剣舞六連でぶった切る蒼紫。

御頭が現れただけでビビる葵屋メンバー。

これらの出来事はすべて癋見を中心とした人間関係が作ったものです。

癋見の側に立っていた蒼紫もまた、厄介者(固い上司)と思われていたのでしょう。御頭に対する尊敬の念は全くありません。

そして蒼紫もまた、相当鬱憤がたまっていたことは想像に難くありません。

蒼紫は操について

・操が御庭番衆に関わることは好ましくない

・一人でもやっていけるだろう

と話しています。

この時点で蒼紫と操は恋人同士というわけではありません。

「一人でやっていける」というセリフは文字通り頼れる人間が一人もいないということを説明しています。

蒼紫にとって葵屋の4人は

1.関わることは好ましくなく

2.頼りにならない存在である

から出たセリフです。ギスギスしてますのぅ。

たぬきの考えとまとめ

葵屋の4人は癋見(と、おそらくひょっとこ)をいじめていたと考えられます。

翁はいじめを黙認している学校の先生のような状況だった可能性が高いと思います。

葵屋で華々しく働いているメンバーの裏で、癋見達は戦死しています。

蒼紫の心境は辛いものだったでしょう。そして癋見達の死によって葵屋との溝は一層大きくなったことは想像に難くありません。

癋見達の死後、葵屋に戻らず修羅の道に走った蒼紫の行動には深い理由があったのです。

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