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10連休中の病院は大変!中小病院の院長に聞いてみた

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2019年のGWは10連休!

楽しみにしている方も多いでしょう。
しかし、10連休となると病院はどうなるのでしょうか…。
中小病院を経営している院長に直接話を聞いてきました。
たぬきんぐの見解も交えてわかりやすく解説していきます。

はじめに:連休中の病院はどんな感じ?



病院は連休でも空っぽにはできない

当たり前ですが、ゴールデンウィークだからと言って患者さんがいなくなるわけではありません。
企業なら工場を止めることもできますが、入院患者を追い出すわけにはいかないのです。
通常の休みの日でも病院では最低一人の医師と、複数人の看護師が働いています。
普段の連休中でもある程度の人数は常に働いています。

連休中でも患者さんは減らない

連休中だからと言って病気になる人が減るわけではありません。
高血圧などで定期通院している方の場合は休みの日を避けてスケジュールを組めばいいですが、骨折や盲腸の患者が減ることはありません。
お産もいつも通りありますし、子どもはいつもと同じように風邪をひきます。

緊急性が低い場合は休みの間は応急処置で、本格的な治療は平日からになる場合も多いです。

町の医院は休むところが多い

土曜日は半日開いている所もおおいですが、ほとんどの町の小さなクリニック(医院)は日曜祝日は休みます。
つまり、普段はクリニックで診てもらっている患者さんも日曜や祝日は開いている病院に来るしかないのです。

10連休だから大変!病院の厳しい話を聞いた

現実問題として10連休にできない

3連休程度なら待てそうな手術を待ってもらうこともあります。
日曜日は応急的な処置で様子を見て月曜になってスタッフがそろってから本格的な検査治療をする場合もあります。

しかし、10連休となると治療を10日待つわけにはいきません。
話を聞いた院長によると、10連休の前後を3日ずつ程度休みにして、間は平日のように仕事をすることにしたそうです。
周りのクリニックが休みなのを考えると平日よりもかなりたくさんの仕事が集中することになるようです。

開いている病院に患者さんが殺到する

ほとんどの町のクリニックは休みになります。
連休中の病院は本来なら町のクリニックで診られるはずの患者さんまですべて引き受けることになります。

平日の業務をこなすのがギリギリの病院に、周りの開業医の患者さんが集まってくることになるのです。
外来はパンクするところも出てくるでしょう。

スタッフの子どもの行き場所がない

看護師さんや検査技師さん達の中には小さな子供を保育園や幼稚園に預けて働いている方が多いそうです。
10連休中は預ける場所がありません。
つまり働きに来ることが難しくなってしまいます。

もちろん子どもが大きい看護師さんや独身の看護師さんもいるのですが、彼らを10連勤させるわけにもいかず…。
シフトを組むのは頭が痛いそうです。

医療資源が足りなくなる不安

万が一、薬や手術器具などの流通のお店が10連休をとってしまうと院内のストックは足りなくなります。
備蓄は2~3日分の余裕しかないらしく、
「流通会社が休みをとることはあってはならない。10連休されたら完全にアウト」だそうです。

たぬきのまとめ

院長に聞いた話では、できる限り平日に近いレベルで診療できるよう体制を整えようとしているようです。
しかし、現実的にはスタッフの確保や応援医師が来れるかどうかなど不安要素は多いようです。

10連休中はほとんどのクリニックが休むと考えられるので、患者さんが殺到する病院はどう頑張ってもマンパワー不足になります。
連休中の救急車のたらいまわしも増える可能性も高いです。

連休前に体調の悪い方ははやめに受診しておいた方がいいでしょう。