投資の基本

株がギャンブルであると感じる人が多い理由

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株をやっていると
「ギャンブルに手を出すなんて」
「あぶく銭は身につかない」
等と言う人がいます。
一方で株式は会社が企業活動をするための資金集めとしても重要な仕組みです。

実際にギャンブルのような株の買い方をしている人もいます。
では、ギャンブルではない株の買い方というのはあるのでしょうか。
この記事では実際の株価を見ながらリスクの低い投資方法を考えていきます。

日本株はギャンブル性が高い?

日経平均とダウ30種平均を比較する

まず、株式のチャートを見ていただきましょう。
初心者の方に簡単に解説すると、「右が現在、左が過去」「上に行くほど値段が高くなる」です。(チャートは日経平均株価AI予想様のものを引用しています。)
まず日経平均の過去30年の推移です。

日経平均from日経平均株価AI予想

1989年頃のバブル経済がピークになっていて、景気の良い今でもその水準に届いていないことがわかります。
次にアメリカのダウ平均株価を見てみましょう。
ダウfrom日経平均株価AI予想

右肩上がりになっていますね。
日経平均とダウ平均が全く違う様子なのがご理解いただけるでしょうか。
30年前に日経平均に採用されている株を買っていると今でもマイナスになっている可能性が高いですが、ダウの場合はプラスになっている可能性が高いのです。

アメリカの優良株で構成される「ダウ30種」や「S&P500」の銘柄を分散して買っておけば長期的に見ればプラスになる可能性は非常に高いのです。
リーマンショックなど暴落のあとは数年マイナスになっていますが、それでもしばらくたてば元の水準以上になっています。

日本の株は30年前の水準にすら達していません。
残念ながら日本の経済は全く成長していないのです。
分散して投資するとマイナスになってしまうので、衰退企業を見極めて勝てる企業にピンポイントで投資する必要があります。
このため、日本株のほうがギャンブル性が高くなってしまいます。

これまでの歴史を見る限り、日本株を買うなら事情通で成長する企業をしっかり予想する必要があります。
私が米国株のほうが買いやすいと考える理由です。

1点買いをするとリスクが高い?



株を買うとき、お気に入りの銘柄を選んで全財産を投入する人がいるそうです。
これは危険です。
もちろん運よくその株が上がる場合もありますが、失敗した場合のリスクが大きすぎます。

次の2つの株のチャートを見てもらいましょう。

RIZAPチャートマネックス証券よりマネックス証券より引用
マネックス証券より引用

チャートはどちらも2018年12月のものです。
上のチャートがRIZAPの過去2年のチャート。
下のチャートはZOZOの過去1年のチャートです。

どちらも話題の大きい有名な会社ですが、株価はピークと比べて大きく下がっています。
今後一番高かったころの値まで戻る可能性もゼロとは言えませんが、高値で一点買いした人はかなりつらい気持ちになっていることでしょう。

こういった株価の急な下落はときおり起こることがあります。
そのため、欲をかいて一点買いをするのはリスクがあるのです。
一点買いが成功するのはラッキーな人か、よほど詳しい人のどちらかです。

株の一点買いは一般的な投資と比べるとギャンブル度合いが強くなってしまいます。

ギャンブルが嫌なら・・・無難な買い方は?

サクソバンク証券

少しずつプラスになるように運用するなら、複数の株を買うことでリスクを下げることができます。
例えば10社の株に1割ずつ投資しておけば、運悪く一つの会社が倒産したとしても資産の減少は1割で済みます。
1割程度の減少なら、他の会社が順調に伸びていけば数年で取り返すのは十分に可能です。

「そんなこと言っても株が高くて10社分も買えないよ!」という方は、日本の株のシステムによる被害者と言えるでしょう。
日本の株は100株単位でしか買えないので、優良な会社の株を買うには100万円以上必要になることも珍しくありません。
10社となると1千万円・・・?
一般家庭ではそんな貯金ありませんね。
米国株の場合は1株単位で買えるので、安いものなら子どものお小遣い程度のお金で買えます。
私も11社分ほど持っていますが、予算は200万ちょっとです。

あるいは「S&P500」などのアメリカの有名な株価指数に連動するインデックスファンドに投資するのも比較的無難な投資になるでしょう。

リスクの低い投資だと資産を短時間で倍にするような利益を出すことは難しいですが、米国株を長期で持っておけば資産が増える確率はどんどん高くなります。
(短期目線では赤字になることもあります。筆者も株をはじめてから半年ほどは赤字が続いていましたが、キープし続けることで黒字になりました。)

日本人が投資よりも銀行預金を好む理由

30年ほど前、日本は金利がよかったので銀行にお金を預けているだけで貯金がすぐに増えました。
10年で倍に増えるのが普通で、今の年配の方はそういう環境で過ごしてきたのです。
リスクなしで10年で倍に増えるなら…わざわざ株をやる必要はないと感じる人も多いでしょう。

では、現代ではどうでしょう。
銀行にお金を預けて「増えた!」と実感することはほとんどないでしょう。

一方で、世界では物価がどんどん上がっています。
アメリカもこの30年で2倍以上になったようです。
日本にいると気づきにくいですが、海外のものは買いにくくなってきています。
現金のまま持っていると価値は目減りしていきます。
今の1万円が、これからもずっと1万円の価値があるとは限らないのです。
現金のまま持っているということも、リスクであるということは理解しておいた方が良いでしょう。

たぬきんぐの株のギャンブル性の話まとめ

1.日本株は成長力が弱いので日本株自体がリスクが高い
2.日本株は100株単位でしか買えないので分散投資が難しい
この1と2の条件によって、日本株はギャンブル性が高くなっているのです。

投資に必勝法はありませんが、質の高い複数の会社の株を長期間持っておくことで、ギャンブルとは言われない安定した投資をしやすくなります。
というわけで、投資に慣れない方こそ米国株のほうが日本株よりおすすめだと思っています。

米国株始めるなら、たぬきんぐ愛用のマネックス証券と銘柄数の多いサクソバンク証券をおすすめしています!

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