エセ科学がベストセラーになる理由

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たぬきんぐですじゃ。

世の中にはエセ科学(似非科学)と呼ばれる怪しい科学理論が存在します。水素水がどうとか、牛乳有害論みたいなやつですな。

しかし、なぜ怪しい理論の本がベストセラーになり、提唱者は有名になるのでしょうか。

もちろん彼らが初めから偉かったわけではありません。

エセ科学が脚光を浴びるのには理由があるのです。

エセ科学の見破り方



見破り方・・・とタイトルをつけておいて申し訳ありませんが、そう簡単には見破ることができません。

・・・まっまてっ!あわててページを閉じるでない!

そう、簡単に見破れないことが問題なのですぞ。

たぬきんぐも、医師免許を持っておきながら恥ずかしいのですが、一時期牛乳は体に悪いのかなーと思っていた時期がありました。

昔センパイに牛乳有害論の信者の方がおりましてのぅ。

特に専門でもなければ論文とか読みませんし、「今の最先端はそうなのか」くらいに思っておったのです。

現在の意見は当ブログの記事:【牛乳は体に悪いのか? 医学論文を元に解説】にて解説しております。

専門の英語論文をいくつも読めばエセ科学かどうかは見破ることができる。

という、正攻法で行くと結構ハードルの高い見破り方になります。

怪しい理論がベストセラーになる理由

上の図で簡単に解説してみました。

まず、ごく当たり前の正しい意見を言う人はたくさんいます。

たくさんいるので、その道のプロであっても目立ちません。

言い方は悪いですが、「その他大勢」「凡人」「モブ」みたいな印象を持たれがちです。

一方、左側にいる「一人で定説と戦う人」。

プロの目から見たら理論が破綻していたとしても、素人にばれなきゃOKというポジション。

さらに、うまく行けばセンセーショナルな新理論としてマスコミに取り上げてもらえます。

素人にはプロの人たちの理論と「新しい理論」の良し悪しはわかりません。

プロの人たちの理論は「定説」なのでつまらない本がたくさん並んでいますし同じ内容の本ばかりなのでベストセラーにはなりません。

テレビに出てもつまらない専門家が退屈な話をします。

さらに、大勢が同じ話をしますので、一人一人が目立つことはありません。

一方、新しい理論は定説を覆すので目立ちますし、テレビに出たらそれだけで視聴率が取れるためマスコミに重宝されます。新しい理論は「一人で定説と戦う人」が独占してますので、かんたんに「権威」になることができます。もちろん本はたくさん売れます。

エセ科学を作り出すことはさほど難しいことではないのです。

さらに悩んでみよう

上の説明だけ読むと「多数派が正義で少数派が悪」みたいに考えれば間違えなさそうに見えますが、物事はそう単純ではありませんぞ。

たまに本当に「常識」が間違っていて、少数派の理論が正しい場合があります。

エセ科学を生み出す人はビジネスとして生み出しているので広告宣伝がうまかったり、自分を大きく見せる肩書きを使ったりする印象があります。

団体活動で圧力をかけるパターンもありますな。

完全に見破るのは難しいですじゃ。

というか完全に見破る方法があったらエセ科学は消滅しているはずなので・・・。

たぬきのまとめ

エセ科学は怪しさをうまく隠しながらコッソリ近寄ってきます。

「この壺を買えばあなたは健康になりますよ」みたいな詐欺を笑う人が

「この水を飲めば健康になりますよ」と言われるとコロッと騙されるのが現状ですじゃ。

あからさまな拝金主義だったりしたら疑ってかかったほうがいいでしょうな。

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